知ってますか? アーティフィシャルフラワー

「アーティフィシャルフラワー」というものをご存知でしょうか?
「artificial(アーティフィシャル)」とは「人工的な」という意味で、直訳すれば「人工的な花」。
つまり造花のことを言います。

造花というと私は、ナイロン製でいかにも安っぽく、不自然に鮮やかな色合いのものを思い浮かべてしまうのですが、アーティフィシャルフラワーというのは、『生花をリアルに表現すること』『生花では表現しえない美しさを表現すること』を求めて作られているのだそうです。

私的に実に画期的なアイテムでした!植物のお世話が上手な方を『緑の手』と呼ぶそうですが、私はどうも枯らすほうが得意なので、切り花というと若干トラウマじみた苦手意識が強いのです(苦笑)  切り花って、いろんな場所で必要とされるものですよね。

我が家には仏壇がありますので、日々欠かせないものの一つです。
ところが私は、水取り換えに気をつかっても水持ちをよくする秘訣を試しても、あっという間に切り花をダメにする手の持ち主なのです。
鉢植えは元気に育ってくれるのに、本当どうしてなのでしょうね…。
うなだれ枯れ落ちていく花の姿というのは、とても物悲しく申し訳ない気持ちにさせられるものです。

せっかくきれいに咲いていたのに…という罪悪感ったらありません…。
しかし仏壇にお花を欠かすわけにはいきません。
もう諦めて鉢植えを置こうかな、造花…造花はいかにも作り物っぽいのが嫌だな、プリザーブドフラワーとか?でもあれもなぁ……

お花の形の小物とか、はちょっと仏壇のお花としてはどうなんだろう?…などなど悩みつつ、何かいい案はないかと検索していたら見つけたアーティフィシャルフラワー。
なんでしょうこの生花と見紛う自然な造花は!とまじまじ見入ってしまいました。
色彩は限りなく本物に近く再現されていてバランスが良く、どことなく柔らかい印象を与えます。
精細な作りは瑞々しさも感じるほどで、実物を見るとわかりますが、パッと見では本物かどうかわからないくらいです。
じっくり近くで観察するか、実際に触ってみるかしないと判別は難しいですね。

ショッピングサイトで検索すると、多種多様な花のこれまたいろんなアレンジメントまで、ものすごい数ヒットするんですよ。
各種お祝い用のアレンジメントから、仏前用のアレンジメントまであるんですから、すごいですよね。
私が選んだミニポットのフラワーアレンジが1個4,000~5,000円強でした。けっこう高いなぁ、とは思いましたが、すぐに枯らしてガッカリすることもないし、しょっちゅうお花を買わなくてもいいし、苦心することなくきれいなお花が飾れるなら十分にメリットはある!と決断しました。

一回買ってしまえばずっと使えますし、お手入れもとっても簡単です♪はたきを冷蔵庫に擦って静電気を起こして、ふわっと表面をなでればホコリが吸い寄せられるのでgoodです。

手抜きということなかれ、適材適所というものです!
たとえば日当たりのいい明るい場所に花を置くと素敵だけど、生花では日差しの熱さが堪えますから造花のほうが美しい状態をキープできます。

反対に影のあるところでは、造花は褪せた風に浮いて見えたりしてしまいますが、生花はしっとりと馴染んでくれます。

私はもともと生花が好きで、造花は所詮偽物と敬遠しがちでしたが、アーティフィシャルフラワーを見て認識が改まりました。
生花には生花の良さが、造花には造花の良さがあるのだなぁとしみじみ納得いたしました。
いずれ菖蒲か杜若、生花も造花も、どちらも優劣つけがたい素敵なものですね。

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